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伊東豊雄&隈研吾《みんなの森ぎふメディアコスモス&両口屋是清東山店》 [建築&アート情報]

新国立競技場の設計案で話題の2人の建築家、伊東豊雄と隈研吾の最近の2作を見に岐阜と名古屋に行ってきました。
まずは伊東豊雄設計の岐阜市金華山の麓の岐阜大学医学部跡地に建つみんなの森ぎふメディアコスモスへ。
市立の図書館機能とギャラリーや多目的ホール等の文化や市民活動の場を提供する建物で、司町夢プロジェクトという開発の1期目につくられた建物です。今後2期、3期工事で行政施設や市民文化ホール等も建設され岐阜の文化の中心地になる予定です。年の瀬だからか人影まばらな岐阜市内においても、多くの人が集まり賑わいがありました。
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外観はシンプルなキューブ型で波打つ屋根と所々に開けられたインナーテラスが特徴的で、ファサードには円形のカフェスペースがせり出しています。TSUTAYAが運営する武雄市の図書館同様、スターバックスが入る予定だとか。
構造は1階RC造フラットスラブ構造で2階は細い鉄骨柱で木の格子屋根を支える混構造。ふんだんに木が使われているので内部に入ると檜の香りが漂います。
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1階内部は正方形平面の中心にガラス張りの閉架書庫を配置し、事務スペースやバックヤードもオープンで視線が通る大らかなプランニングになっています。外周部には展示スペースや多目的ホール、スタジオ等を置き、至る所に休憩スペースがあります。
自由度が高く、自分で好きな居場所をみつけられるようなプランは現在の公共建築では必須条件です。巨大な倉庫のような空間が前提条件なので、壁で規定するモダニズムのような空間表現とは全く別もので、元根本の箱をつくる構造とインテリアのプランニングが空間表現の大部分を占めています。市場のようなイメージでしょうか。
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圧巻は2階です。体育館のような巨大な空間を木格子の屋根が覆い、トップライトのついたグローブといわれる11の閲覧スペースが空間を従えています。
ほぼワンルームですが、書架の高さや什器が異なる為、場所場所によって異なる雰囲気があります。
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ブラウジンググローブ内部。面積はグローブのなかでも最も大きい物で、ソファーでくつろぎながら雑誌を読む所です。

公共建築で建築家が設計する物が少なくなりつつある中、久々にこの規模の建築を体験することが出来て感激しました。色々な人が使う建物を設計して初めて建築家。すぐにはチャンスはこないと思いますが、いつかこの規模の建築の設計を勝ち取りたいと思います。

続いて名古屋の東山動物園近くにある隈研吾設計の両口屋是清東山店へ。1階の店舗以外が大屋根に包まれた建築で、2階がカフェスペース。3.4階が事務所になります。
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綺麗な黒の立てハゼ屋根。愛昇殿の看板さえ取れたら。DSC03538-2.jpg
2階のカフェスペース。一階から反射して入る自然光が柔らかな空間をつくっています。
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1階は3方ガラス張りで入口から裏まで見渡せる覆われたオープンなつくりです。
大屋根の下に商品カウンターを注意深く配し、それ以外は消し去るといったつくりでしょうか。内部空間にも大屋根がきいていて分かり易い建物になっていました。


下)両口屋是清東山店と同じ通りにある橋本夕紀夫のトーヨーキッチンショールーム。
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夕景の方がよさそうです。




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